せぼね研究室では、不調を抱えている方が本サイトを見、病院や整体、接骨院へはなるべく行かずに自分でその不調を改善していけるような内容・仕組み作りを目指しています。
「ぎっくり腰を繰り返している」
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この問題は、症例様のケースを出させていただき解説します。
5月末、豊明市からお越しの鈴木様。49歳、女性。デスクワーク。4年前から腰痛が発生し、良くなったり悪くなったりを繰り返していました。
検査にて腰の骨を拝見しますと、まず際立つのが腰の骨部分(=腰椎と言います)が真っ直ぐになり過ぎている事(画像①)この部分は少しだけ前に反っているのが理想(画像②)なのですが、これが無くなっていました。これ、腰痛を繰り返している人「特有の形」です。
画像①
画像②
幸い足の痺れ(=しびれ)などは無かったのでヘルニアの可能性は低く、また仙腸関節炎に特有な片方の臀部痛(=おしりの痛み)の訴えもありませんでした。なのでこれは、言ってみれば純粋な「ぎっくり腰」。とにかく腰椎本来の「軽く反った形」を取り戻せば回復していくと考えました。
指導させていただいた御自宅でのセルフケアは、
①縮こまったお腹をほぐす
②四つん這いを朝と夜 3分行う
③四つん這いに馴染んだら、今度は下イラストのように両手を使って背骨(特に腰椎を)反らせていく。ぎっくり腰は、腰の筋が古いパンツのゴムのごとく伸びてしまった状態です。これらのエクササイズを行っていくことで伸びた筋が力を取り戻し、ギュッと縮めるようになってきます。ここまでくれば「繰り返すぎっくり腰」とおさらばも近いです。
①②③は歪みの進捗を診ながら進めていきます。絶対に無理をさせることはありません。
また、当院では「マイカルテ」という小さいメモをお渡しする事で患者さんの歪みや正常ではない部分(=治すべき部分)を共有する作業を大切にしています。これがないとやはり、患者さんと言うのはお医者さんや我々のような整体師などに全て頼り切る状態になってしまうのです。このような状態は言ってみればお医者さんや整体師が移転したり、死んでしまったらもうお手上げです。
若干の背骨の歪みを徒手療法で修正し、腰の部分に反りを作成→維持するようなエクササイズを伝授。せぼね研究室では患者さんが御自宅で行える簡単なトレーニングとしての「ながらトレーニング」を必ず指導させていただきます。これはもちろん、患者さんを「自立」に導くためのものです。
医療制度の限界が見えてきている昨今、健康維持に対して各々が自立していく事がかなり大切になってくるのではないかとせぼね研究室では考えているのです。(*あくまで当室の見解です)
鈴木さんは約1ヶ月(計4回)の施術と指導にて改善。数年来の症状が1ヶ月足らずで改善できれば良いのではないでしょうか。元々の趣味である、ジョギングも再開できそうです。
利き腕・効き足がある限り、人の身体はゆがみます。そういった歪みの自己修正法を知りたい方は一度、お越しいただけると幸いです。
名古屋 整体 慢性腰痛