捻挫してからだいぶ時間が経っているが、なかなか治りきらない・・・真の原因と対処法
参考になる動画はコチラ↓
スポーツ選手に多い訴えです。当研究室には企業に所属する社会人選手の方も来院されます。
そういった方の多くは、怪我をしても無理をして試合に出たり、練習をしています。足関節においては1つはその「頑張り」がある意味、主因となります。
ポイントは、
①足関節の捻挫既往歴(=過去に少しひどい捻挫をした事がある)
②捻挫をした後も無理をして練習をしていた
の2つ。
直近の症状としてはおそらく、朝、起きてすぐ足をついた時が痛い↓
(*夕方は少し楽になってくる)
じっと安静にしていれば痛くないが、体重がかかると痛むなど。
下イラストのようなストレッチなどをしてしまうと、悪化することもあるので注意が必要です。
何が起きているのか?
足関節の捻挫で一番多いとされているのが前距腓靭帯という、足の外側にある靭帯。(*捻挫とは靭帯が伸びたり切れたりすることです)
この靭帯が伸びたり切れたりした場合、その後の後遺症はあまり出ないようです。
しかし、「前脛腓靭帯」という捻挫ランキングでいうと少し下の方に位置する(4位か5位?)靭帯が伸びた時がやっかい。下写真は右膝下にある2本の骨を前から見たものですが、この靭帯は下の2本の骨の間(=あいだ)を繋ぎ止めている靭帯なのです。比較的ひどい捻挫をした際に、この靭帯は伸びてしまうようです。
伸びてしまうことで、体重がかかった時、この2本の骨の間がグンと開いてしまいます。この「不安定感」が症状です。朝、選択的に痛むのは靭帯の助けをしてくれる筋肉がまだ起きていないからです。動いているとだんだん楽になるのは起きて4~5時間くらい経つ事で、筋肉が目を覚まし、力が入り始めるからです。
また、下写真のようにせぼねの歪みが重なる(*右足首をし易い人はたいてい、せぼねが右に倒れています)ことで、2本の骨はさらに離れてしまいます。これにより、症状が助長されていきます。
こういったケースの対処法はなかなか難しいです。筋肉であれば、鍛えることで安定してきますが、靭帯というのは自分では力を入れることができない=鍛えられないからです。
せぼね研究室の目標は常に「患者さん御自身の健康自立」です。患者さんに自己管理できる整体法をマスターしていただく事です。健康保険の負担比率が上昇する今後、この考えはかなり重要なものになっていくと考えています。
当研究室では下写真のような「さらし」を利用することで改善することができます。テーピングやサポーターはこういったケースではあまり効果が上がりません。(*テーピングやサポーターの効果を否定するものではありません。「適応」の話です)
動画バージョンはこちら→ 捻挫後遺症対処法
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