「膝の内側が痛む。しゃがむと膝がポキポキ鳴る。最近、膝に違和感もあり、この先が心配である。」・・・真の原因と対処法
膝痛の8割は「内側」に出ています。これは太ももの骨が生活習慣やスポーツなどで「内側」に回っている事が主な原因。しかし病院でレントゲンを受けると関節の内側が狭くなっているなどの診断を受ける場合が多いです。
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そういった方はまず単純に、太もも骨の歪み(=内側への回り)を解消してみましょう。それをある程度継続し、それでも痛みが軽減されなければ既に関節が狭くなっている可能性が高まります。
言いたいのは診断を鵜呑みにせず、まだ試せることがあるという事です。セカンドオピニオンの重要性が叫ばれる世の中だからこそです。
膝に発生する音もしかり。病院だと「半月板」という膝の中にある大切な軟骨組織の損傷だと診断されることがあります。
しかしこの音に関しては、さまざまな可能性があります。ここでは「せぼね研究室」の考えを書かせていただきます。
せぼね研究室では、この音に関して3つに分類しています。確かに最も注意した方が良いのは先程述べた「半月板」関連のものです。
当研究室では、関節(=膝、股、足、肩、肘、手など)の問題をほぼ全て脊柱(=せぼね)の歪みに帰結させて考えます(*これが正しいと盲目的に断言するつもりはありません)。
例えば、下写真のように背骨が右に傾いたとき、このように左の腰は上がり、右の腰は下がります。
こういった方がしゃがむとさらに背骨は右に倒れます。膝の高さはより顕著になります。このように棒を当てがうと分かりやすいです。
このような左右膝の高さの違いから、膝関節の中(=内)の圧が左膝は低く(=陰圧)なり、右膝は高く(=陽圧)なります。音が鳴るのは大抵、圧が低い側(=写真は左膝)です。
これはカイロプラクティック業界でもよく言われる、クラック音というものです。関節と言う囲われた領域が、瞬間的な陰圧刺激(=しゃがみ動作)により、内部に気泡が生じる音と言われています。
結論を言えば、ポキポキ音はすぐには問題を起こすことは無さそうですが、あまり長期間は放っておかない方が賢明だと感じます。膝バランスの悪さの兆候でもあるからです。
膝が内側が痛む ポキポキ鳴る人 日常の偏りがちな動作①
足を組む事で背骨も組んだ側に倒れていく事を御存知でしょうか。対面で座る地下鉄などで御確認ください。足を組む事の全身への影響が実感できると思います。もちろん組んだ側の膝は内側へねじれます。
膝が内側が痛む ポキポキ鳴る人 日常の偏りがちな動作②
右利きの人は右手を体の前に出すことが圧倒的に多いです。これは仕方の無い事ではありますが、背骨(=全身)を歪ませる要因として覚えておく事が大切です。右手を前に出す=背骨は左へ回る=同時に背骨は右に倒れます。右膝は内側へ、左膝は外側へ回ります。
膝が内側が痛む ポキポキ鳴る人 日常の偏りがちな動作③
デスクワークのマウス。右手でマウスを操作する右のわき腹にある強い筋(=広背筋)が強くなるので背骨は右に傾きます。
せぼね研究室の目標は常に「患者さん御自身の健康自立」です。患者さんに自己管理できる整体法をマスターしていただく事です。健康保険の負担比率が上昇する今後、この考えはかなり重要なものになっていくと考えています。
「背骨の歪み修正 ながらトレーニング」
右の膝が痛む時は、右のわき腹を伸ばしましょう。身体全体を左に倒しつつ、右のお腹付近をしっかりと伸ばします。
次にそのまましゃがみます。より、右のお腹が伸びます。しゃがむのは3回までにしてください。
補足:普段から体全体を右に回すことをストレッチ的に行うと背骨の歪み修正が加速します。
「太ももの骨-膝 歪み解消ながらトレーニング」
座った状態で痛む側の膝を両手で外へねじってください。太ももの少し下側、膝に近い方が良いです。
ひねった状態のまま、下写真のように上下に3回くらい足を動かしてください。ひねったまま上下運動させるのがコツです。下げた際、ひねりを解いてはいけません。
これはデスクワーク中でもできますね。「ながら」的にやるのがコツです。人間の脳は、学習する機能がありますから、1度に100回行うよりも、時間をおいて繰り返す方が、疲労を起こさずに正しい位置を膝の関節に再学習させることが可能です。
この方法で改善した患者さんです↓↓
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