猫背の人は座っていると足を組みたくなります。組んでいた方が楽だからです。
足を組む事はさまざまな問題を生じやすくなりますが、その1つが仙腸関節炎。片方のお尻少し上あたりがジリジリと痛む疾患です。本当にジリジリという感じらしいです。
下写真は骨盤(お尻周辺)を後ろから見たものですが、赤線①が右の仙腸関節部分を示しています。右足を常に組んでいる方はこの部分に歪みが生じてきます。
昭和区からお越しの○山さんもこの歪みでした。デスクワーク及び趣味(=ギター演奏)時、常に足を組んでいたそうです。
施術→介助エクササイズ→自宅エクササイズ指導の流れで痛みは最初の7(耐え難い痛みを10とした時)から2に変化。仰向けで寝ると痛かった痛みは全く無くなりました。
せぼね研究室では痛みの原因について患者さんと共有しますので、「やってはいけない動作」について患者さんは詳しく知ることができます。慢性痛はこの事がとても大切です。
自宅で歪みを自分で改善していくエクササイズとして、どこでも誰でもできる「ながらトレーニング」を施術の最後にはお伝えしますので、患者さんとしては「自分でも改善させているんだ」という実感を持つこともできます。これも意外と大切な感覚なのかも知れません。
ながらエクササイズの例:仙腸関節改善法
1 痛みがある側と反対側に顔を向けたうつ伏せになります(写真1)。反対側の足も外へ挙げます。
2 その状態をキープするも良し。腰をモゾモゾ動かすと、さらに歪んだ仙腸関節が修正されやすくなります。
3 最後に四つん這い(写真2)をすることで良い状態がキープされやすくなります。
写真1
写真2
○山さん、約3週間(=施術回数は3回)で痛みは0に。もちろん、ながらエクササイズは継続する事を確認させていただきました。
せぼね研究室では施術と同時に自分で歪みを改善するエクササイズを研究しています。まだまだ発展途上ですが、さまざまな慢性痛に対して効果を出せるようになってきています。
自分で歪み調整ができる方法を知りたい方。気軽にご来院ください。
名古屋 整体 慢性腰痛