まず、ぎっくり腰の特徴です。
・急に発症する
・早朝(午前中)に起き易い
・意外と休みの日に多い
・腰のどこか一部でなく、腰全体が固まる感じで痛む
・対処を間違えなければ、激痛のわりに改善は早い
次に、ぎっくり腰が起こる状況です。
・前屈(=前屈み)をした時
・片足になった時
・いつもより長い睡眠を取った朝
・深酒した次の日の朝
さらに、ぎっくり腰と因果関係があるとせぼね研究室が捉えている悪習慣のまとめです。
ゲームやテレビを見る時などに見られる腰が大きく丸まる姿勢。
普段から足を組む。足を組むことで後ろ重心になり、腰が丸まる。
あぐら。一人暮らしの方は床(=フローリング)で過ごしている方が意外と多いんです。
普段から丸まった姿勢であると、下イラストのように前に屈む際、左図のような背中の筋肉がしっかりと締まった(=安定した状態)で屈むことができなくなってきます。すると、右図のような伸びた状態で身体を支える動作となる。この動作は非常に負担が大きい=筋肉を壊しやすいのです。
例えば何か重い物を持つ際なども、あまりに肘を伸ばして持つと力が入らない。肘が曲がった角度で持った方がしっかりと力が入るはずです。背骨も同じなのです。
また、ぎっくり腰を繰り返している人は、後ろが伸びる分、体の前側(=腹)は反対に縮こまってしまっています。
なのでまず、お腹を軽く押してほぐすことから始めてください。
上(=みぞおち)から下へ息を吐きながら押していきましょう。
その後、四つん這いをします。3分から5分くらい行うと腰がしなってくるでしょう。
四つん這いに慣れたら、下図のように軽く反るようなポーズも有効です。とにかく前を伸ばし、後ろを縮める事がぎっくり腰を繰り返している腰には必要になってきます。身体を改善、変化させるには少なくとも3~4週間は必要になりますので継続されると良いです。長年の苦しみが数週間で根本改善されれば、物凄くお得なのではないでしょうか。
最後にぎっくり腰を発症した時にやってはいけない事のまとめです。
「マッサージ」
「アルコール」
「長風呂」
「長い睡眠」
です。いずれも筋がさらに緩んでしまう行為です。本当にぎっくり腰であるならば、急性期でも先ほどの四つん這いをしばらく繰り返せば少しずつ痛みは落ち着いてきます。
その後は横になって休むより、良い姿勢をしつつ動いた方が改善しやすいのが実はぎっくり腰なのです。(*あくまで当院の見解です)
名古屋 整体 慢性腰痛