歩く事は片足を浮かせてスイングする動作。
走る事は両足を浮かせてスイングさせる動作。
一般的に膝や股関節に痛み・違和感がある人にとっては、たくさん歩く事の弊害ばかりが伝えられますが、背骨を矯正し、正しい姿勢で歩けば、思いの外、関節には良い影響が行きます。
基本的に膝関節と股関節は地球にいる限り、負荷がかかっています。
もちろん移動する動作には加速がついていますから、立っているだけの状態と比較し、歩行中にはその3倍、さらに走行中にはその7倍前後の体重がかかると言われています。
しかし当研究室では、関節にかかる「遠心力」という力を上手く利用することの重要性を説明しています。これは関節にとって、良いストレッチになるからです。
以前、当ブログに記載させていただいた通り、背骨というのはS字がしっかりとしていることで手足の関節にとっての土台=ミサイルに例えた場合の「発射台」になりえます。
↑↑ こういった空手の膝蹴り・キックでも同じ
こういった足のスイング動作により、関節には「離解作用(=関節の中が大きくひらくこと)」も生まれます。五十肩治療でよく知られる、「アイロン体操」に近い。
関節の間がひらくことで、関節の間には滑液という潤滑油が流れ込み易くなり、関節としての動きや修復作用が促進されるのです。
もちろん、背骨の歪みが無い状態でないと効果はありません。歪んでいる状態であると、背骨に発射台としての支点も形成されず、膝や股関節にある筋肉の力も抜けないからです。
今日は背骨を矯正した上で歩く事、走る事の利点をお伝えさせていただきました。最後までお読み頂きましてありがとうございました。
名古屋 整体 膝関節痛 せぼね研究室