背骨というのは身体で一番長い部分ですから、傾くと手足に多大な影響を与えてしまいます。
右利きの人は右側半身の力が強く、大抵、下図のように右に傾くことが多いです。
この時、ご自分の「左右膝の高さ」を是非、比べてみてください。普段は決して行わないでしょう。
棒を置いても良いし、手を腰に置いた状態で鏡を見ても良い。
Q : いずれも右下がりになっていませんか?
それでも判別できなければ、ぜひ「片足立ち」を。
背骨が正常(=真っ直ぐ)であれば、下写真のように比較的バランスはとり易い。
しかし例えば、背骨に右への歪みが推測される時、左で立った時に左方へ傾く現象が起こります(写真①)。左への歪みの場合は反対になります。
写真①
要は、背骨が歪むと足の力(=踏ん張り、安定性、キックなどの瞬発力)に影響してきます。こんな時、背骨を矯正せずに足の力をいくら鍛えても残念ながら筋力はついてこないでしょう。相当に頑張って一時的に付いてもすぐに落ちてしまう。
他にも、
・しゃがむ時、膝でポキポキ音がする
・しゃがむ時、膝に違和感がある
・しゃがむ時、膝の奥にに何か挟まった感じがする
これらの症状があれば、背骨が歪み、足に体重が均等に載らない状態に陥っている可能性が高いです。
そして、ひいてはこういった「力の入らない感覚」が、ゆくゆくは高齢者の「変形性膝関節症」の要因になり得ると、せぼね研究室では捉えています。
こういった感覚がある方は一度、「背骨チェック」をお勧めします。チェックしておけば、将来の膝変形リスクはかなり下がります。
最近は「スクワットエクササイズ」が流行していますが、まず背骨のゆがみを修正し、左右均等荷重にしてからのエクササイズをお勧めします。
名古屋 整体 膝関節痛 せぼね研究室