股関節痛が改善しない!!医者に行って検査しても原因が分からない。 股関節の痛みカテゴリー(=種類)分け
股関節の痛みはお医者さんも見つけにくいようです。腰にも近いですし、臓器(=内蔵)の疾患などもたくさんありますからね。ある意味、誤診の可能性が高い部位だとも言えます。せぼね研究室が考える、股関節周辺のよくあるパターンをここではA,B,Cの3つに分けてみました。
「Aグループ」
このグループは、長時間座っていると「鼠蹊部」や「臀部」が痛くなるケースです。
鼠蹊部(=股関節の付け根)とはこの部位です。(右側)
臀部(=イラスト)とはこの部位です。(右側)
骨モデルでみると痛んで(=傷んで)いるのはこの位置になります。ちょうど、大腿骨の骨頭という部分。この位置がズレて、前に行き過ぎると鼠蹊部が痛くなり、後ろに行き過ぎると臀部が痛くなります。
ズレる要因:足を組んで座る、横座り、身体を片側(=一方通行)へ回旋するスポーツ(=野球、ゴルフ、テニスなど)。
「Bグループ」
座っているとお尻(=臀部)が痛くなってくる。先ほどのAグループと症状は似ていますが、こちらは梨状筋という筋肉が緊張している状態です。足を組んで座る動作でも特に、「がに股式(*1)」に足を組む人に頻発します。
*1
骨模型で見るとこのように付く筋肉が梨状筋。股関節を外側へ動かす(回旋=回る動き)筋です。この筋がさらに緊張し、神経症状(=足の痺れなど)まで起こすに至った場合は「梨状筋症候群」という名称がつきます。
ズレる要因:がに股式足組み、あぐらの習慣化
「Cグループ」
少しだけ股関節から離れますが、多いケースなので書きます。主に骨盤・腸骨のゆがみから由来する痛み。名称は「仙腸関節」という部分の異常(=噛み合わせのズレ、動きの悪さ)です。(*病院のレントゲンなどでは描出されません)臀部でも痛む部分が広範囲に渡る可能性があります。これは、影響を受ける靭帯が3種類にも及ぶからです。
①仙腸靭帯
②仙棘靭帯
③仙結節靭帯
もちろん、これら靭帯を暗記する必要は全くありません。ただ、股関節ではなく、腸骨(=骨盤)が歪んだ時に痛みが出る部位として知っておかれると良いという事です。(*それにより、本当に悪い部位が鑑別できるようになりますよね)
骨の模型を正面から見ると、こんな風に付いている靭帯です。
ズレる要因:偏った日常動作(=しゃがむ際に前に出す足が決まっている、寝る時はどちらかの足を挙げて仰向けで寝る、横向きで寝る方向が決まっているなど)
とにかく股関節は、間違った治療法がまかり通っている分野だと感じています。その事はひいては股関節で悩んでいる方々を長年、苦しめることに繋がっているのが現状です。当研究室は微小ながらも、今後、それを是正していければと考えております。
おそらく参考になる動画です↓
名古屋 整体 股関節痛 せぼね研究室