「最近、体が硬くなってきた。これ、加齢のせい?」
~関節が歪むと可動域(=動きの範囲)は狭くなる~
関節、特に3次元的(=上下、左右、前後)に動く関節を使って人は動作をしています。肩関節、股関節、背骨の関節(=椎間関節)がそれに当たります。
指の関節など、元々、可動範囲が小さい関節はあまり感じないのですが、これら3次元関節に歪みが生じるとあからさまに動きにくく感じます。やはり、普段、その部分を多く使っている証拠ですね。
逆に言えばこういった関節は、正常な関節の状態を取り戻すことができれば、途端にその動きが良くなる可能性を秘めています。
その一番が「背骨」。しかし、意外と背骨の動きはその動きが少なくなったとしても感じられにくい。3次元の関節では唯一かもしれません。なので、今日は背骨の可動範囲チェック法をいくつか挙げてみましょう。
①まず、腕が挙がり辛くなってきます。
異常:背骨が歪んでいる人の挙げ方↓
正常:背骨が歪んでいない人の挙げ方↓
②背中で腕を組むと、片方だけ組めなくなっています
異常:背骨が右にかしいでいる人はこちら側がつかなくなっています
正常:正常というか、右にかしいでいる人もこちら側はつきます
③体を回すと片側だけ回しにくくなっています
異常:背骨が右に傾いている人は右側から振り向くのが苦手です
正常:背骨が右に傾いている人は普段でも左側から振り向くことに慣れています
*左に傾いている人は逆になります
異常:左側
正常:右側
④身体を後ろ側に反り辛くなっています。無理して行うと膝が曲がってしまいます。
異常:反り辛い
正常:反り易い
とにかく背骨が歪んで、上記のように動きに影響が出ている状態で無理をすると、身体のあらゆる箇所(=筋、関節、靭帯)に負担をかけてしまいます。先述したように、背骨の動きが悪くなったとしても気付きにくい事が危険なのです。そしてこの事が、慢性痛のほぼ全ての要因であると考えています。(*あくまで当研究室の見解です
名古屋 整体 背骨矯正 せぼね研究室