今日は臀部(=お尻の痛み)の症例改善例をご紹介します。東区からお越しの○野さん。58歳、男性。
2年前くらいから、左腰に痛みが発生。湿布や接骨院でのマッサージ治療にて良くなったり悪くなったりを繰り返していた。
3ヶ月くらい前から痛みが持続的となり、寝ているときにも出るようになる。仰向けになると、左側のお尻だけ気になって仕方が無い。症状としては非常によくあるパターン。思い当たる方も多いのではないでしょうか?
これは俗に言う仙腸関節の歪み。仙腸関節近くには、さまざまな靭帯があり、また坐骨神経という最長の神経が通過する部分。それだけに骨格のバランスを崩すと非常に敏感に反応します。
例えば足を組んだり、崩して座ることで、仙腸関節は歪みます。もちろん、一朝一石には歪みません。長期間に及ぶ悪癖などが要因です。
もちろん、歪まないようにすることが一番大切なのですが、歪んでしまえば修正しない限り、ずっと痛みや違和感が続きます。こういった場合、マッサージなどの刺激を加えると非常に気持ち良いため「癖」になってしまうので注意が必要なのです。
以前にも書いていますが、仙腸関節を修正するための自己体操を、簡潔に言います。
1「うつ伏せ寝」から、痛くない側の足を外へ出し、かつ膝を90度に曲げます。(下写真は左側のお尻が痛い用の格好です)
2 顔は足を外へ出した側(挙げた側)へ向けます。手はカニのように左右に挙げます。
3 その状態を保っても良いですし、その状態で腰の左右運動(ゴソゴソするような)をしても良い。
動画バージョンはこちらです↓
・普段から左右のお尻がどちらか痛む
・しゃがんだときにお尻が痛む
・座っているとお尻がいたくなってくる
・仰向けで寝るとお尻に違和感がある
・長時間立っているとお尻がいたくなってくる
などの症状がある方は、仙腸関節の変異を疑ってみると長年の違和感が解消される可能性が大いにあります。
○野さんも、おそらくは数年ずっと歪んでいた関節を徐々に修正していくことができました。やはり原因を把握できたことが大きいです。
全4回(1ヶ月半)の治療で痛みなし。現在は2ヶ月に一回、メンテナンスに来院されるのみです。もちろん。強制ではありません。ご本人の希望によりです。
マッサージなどの対症療法で誤魔化している方。一度視点を変えてみてはいかがでしょうか?根本原因の把握、治療、さらに自己管理できる方法をお伝えできると思います。
そろそろ「歪みの確定」をしてみてはいかがでしょう。
名古屋 整体 慢性腰痛 せぼね研究室