「仙腸関節の歪みかどうかをはっきりさせたい。」
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臀部(=お尻付近)がずっと痛くって、骨盤の歪みだとか、「仙腸関節」とかいう聞いた事の無い関節名を出され、不安になっている方、お悩みの方は意外と多いのではないでしょうか?
湿布やマッサージなどの対症療法で誤魔化す習慣がついてくるとどんどん慢性化し、週に1回はマッサージに行かないと落ちつかない感覚になったり、湿布や塗り薬の量が増えたりと、結局、何が目的なのか分からなくなくなってきますし、経済的にも大変です。早く治して楽しい事にお金はつぎ込むべき。
最近、よく言われる「仙腸関節」はお尻の裏側ど真ん中の「仙骨(=下写真 指指し部分)」の両サイドにあります。写真では左の仙腸関節を○で囲み、尚且つ関節部分に線を引いておきました。
その働きとしては、からだ(=体幹といいます)と足とのつなぎ目の役割であり、上半身の重みを仙骨を解して両足に分散させる境目とも言えます。
一般的には「不動関節」と言われるだけあって、ほとんど動かない関節で、臨床的にもあまり意義の無い関節だと捉えられていますが、実際はよく歪み、よく痛くなる部分なのです。じゃなければ、悩んでいる方はもっと少ないはずです。
機能や構造はこのくらいにします。大切なのはそのチェック法であり、その修正法です。
チェック法1:仰向けに寝た際、いつの間にかどちらかの足を挙げていませんか?
*写真は右足を挙げています。右の仙腸関節に歪みがあります。
チェック法2:座るとき、いつも決まった側の足を組みたくなりませんか?組んでいませんか?
*左足を組み続けると左の仙腸関節が歪みます
*右足を組み続けると右の仙腸関節が歪みます。
チェック法3:ベルトに当たる付近の左右骨の出っ張りを触った時、左右で高さの違いがありませんか?
*写真は左の方が高いですね。左の仙腸関節が歪んでいます。
チェック法4:真っ直ぐにしゃがんでいただき、その時の膝の高さを見比べてください。相違はありませんか?
*写真は左膝が高いです。左の仙腸関節が歪んでいます。
チェック法5:下イラストのようにあぐらをかいた時、床から膝の高さ(=空いた空間)に相違はありませんか?
チェック法6:仰向けに寝た時、常にどちらかの腰やお尻付近が気になりませんか?(*左右の接地感の違い)
チェック法7:下のようなストレッチをした時、どちらかの足だけ、やりづらくないですか?お尻につかない感じになっていないですか?
*より、踵(=かかと)がお尻につかない側の仙腸関節が歪んでいます。
7つのうち、2、3当てはまれば、間違いないでしょう。
それでは超簡単修正方法です。うつ伏せに寝、とにかく痛む側(=下写真ピンク部分)と反対側に顔を向けてください。尚且つ、顔を向けた側の足を外へ出します。両手は挙げておきましょう。この状態をキープするでも良し、その状態で腰を左右にゴソゴソ動かすでも良しです。とにかく騙されたと思って、一日朝晩の2回を2~3週間は継続してみてください。効果有ります。
数か月や数年の痛み・違和感が、数週間のセルフ体操で改善できたら最高だと感じませんか?
(*効果についてはもちろん、その行い方や歪みの重傷度によって変化します。結果については自己責任でお願いいたします。)
最後に。
歪みと虫歯はよく似ています。ある程度の領域(=範囲)におさまっていれば痛みを出しません。虫歯も初期には痛みを発生させないですよね。しかしその領域を超え、閾値に達すると痛くなってきます。歯磨きと同じようにこれらの体操を習慣化していくことが何より大切だと考えています。
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名古屋 整体 仙腸関節 せぼね研究室