こんな感じでテレビを見たり、ご飯を食べたりしている人は多いと推測します。特に単身の若い方はワンルームマンションが多いでしょうし、どうしても「地べた」で過ごす時間が多くなっているでしょう。
上のような状態の時、背中の筋は常に、伸ばされてしまった状態です。(=赤のライン)背骨が丸まってた影響を受け、ピンと張った状態で、頭の重さを支える道具になっています。
下図は一般によく行われる、太もも裏、臀部~腰にある筋を伸ばすストレッチです。立って行っているので、結果として上体の重さを支えている姿勢とも言えます。筋の状態としては、頭を支えている上の図と一緒ですね。
大前提として、筋肉というのはゴムみたいなものです。要は「伸び縮み」をすることで関節を動かしたり、身体を支えたり、ぶつかった時にはクッション役になったりします。加えて、血液を循環させる働きをも併せ持っています。
しかし、一番大切なのはやはり、伸び縮み。長年、姿勢が悪い人は背中や肩、腰などの筋が縮めなくなっているんです。その結果が、「寝違え」や「ぎっくり腰」です。デスクワーク社会になり、この2つがどんどん増えているのはこれが(=伸び縮み不能)が原因なのです。
なので、筋肉を時には縮ませてあげてください。一番お勧めは正座の姿勢で、手と頭で押し合い運動をすること。3秒間くらいを四方八方に行うとバランスが取れます。