「お尻が痛い!!」 間違え易い「仙腸関節の痛み」⇔「股関節の痛み」 ~症例さんから~
症例報告です。似た症状の方、参考にされてください。
2017年12月中旬、中区区からお越しの○井さん。52歳、女性。デスクワーク。3年前から右臀部に痛みが出現。長く座っている(=40分くらい)と痛みが増悪する。お尻にじ~んとする感覚の痛み。
某整形や近隣の接骨院を受診するが、仙腸関節が悪いと診断される。電気、マッサージ、筋力訓練などを施されたが痛みが軽減せず。その後も憎悪と緩解を繰り返し、今に至る。
「痛みの本当の原因と自分で痛みを管理できる方法を知りたいです。」
最近はこういった訴えが、以前に比べて多いような気がします。健康に対する意識が高まってきたということでしょう。
○井さんのお尻痛は、股関節に原因がありました。家ではソファの上でこんな状態が多いそうです。
実はこの姿勢の繰り返しで股関節の筋発達が偏ってしまった。この状態、要は股関節が外側に向き、背骨が左に傾斜した状態です。
お尻の筋肉には股関節を外側へ動かすたくさんの筋があるのですが、この座り方であると、この部分を常に使っていることになります。そして、この部分には坐骨神経という太い神経が通っているため、常に刺激を受けやすくなるのです。
まとめて言えば、股関節のゆがみの影響がお尻にある神経を刺激している状態であったと言えます。
また、この神経はヘルニアや仙腸関節炎などの症状としての方が有名(坐骨神経痛)なので、そこに原因があると解釈されがち・・・。なので、真の原因把握がより、 必要な場所でもあります。
○井さんは股関節の調整及び背骨の矯正をし、なおかつ自己療法をお伝えしました。全3回の施術で完了。「マイカルテ」で原因もしっかりと共有されたので再発率も非常に下がったでしょう。
痛みは体の信号です。またその信号は真原因を特定できなければいつまでも鳴り続けたままです。
名古屋 整体 仙腸関節 股関節 せぼね研究室