「長く座った後、立ちにくい」 ~ひっかかる膝の裏~の改善方法

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「長く座った後、立ちにくい」 ~ひっかかる膝の裏~

「長く座った後、立ちにくい」~ひっかかる膝の裏~

 

背骨の歪みにより膝裏にできた「いらない筋肉」 

 

これは症例報告になります。似た症状をお持ちの方、参考にされてください。

 

中区からお越しの○川さん。52歳、女性。2年前から右ひざの裏あたりに違和感が生じる。

 

1時間くらい座った後、立とうとした瞬間に違和感が出ることが多い。膝の裏が固まるような感じ。

 

○川さんの右ひざ裏を触ると、左に比べて盛り上がっている感じがします。これ、分かりやすい言葉でいえば、「いらない筋肉」なんです。中高年女性でベーカーのう腫という疾患もありますが、これはもっと局所的なものなので明らかに違います。

 

外部ブログで以前にも書いたことがありますが、人の筋というのは、大抵、左右で大きさが違います。もちろん、左右で「使い方」が違うからです。

筋を鍛える時の原則は3つあります。

1 鍛える際の負荷(運動を行う際の抵抗や重りの強さの程度)
2 鍛える際の回数(運動を何回行うか?)
3 鍛える際の頻度(運動を週に何回行うか?)
 です。

一般的に行うトレーニングは、動きや回数などを意識してやることが多いので、筋の発達具合や発達部位は予測しやすいはずです。

しかし、普段の姿勢の悪さや歪みで「無意識的に」偏った動きを行っている場合、人間は気がつきません。○川さんはまさにこの状態。膝裏の筋肉が右だけ太くなっていることに今まで気付くこと無く、また、その原因も全く分かりません。心当たりはありません。

 

○川さんの場合、背骨が右に大きく傾斜している影響で右膝が内側へ入り、右足太もも裏の筋は常に緊張=働かされている状態。筋は緊張を強いられると自然に発達してきます。上の筋発達原則の2と3を満たしてしまうからです。

なので、膝自体の治療と共に必要なのは、背骨の右への傾きを無くすこと。むしろこちらの方(=膝よりもせぼねの改善)が優先順位は高いのです。

3回目くらいで座っていられる時間が1時間 → 3時間へ。

5回目(1ヶ月)で仕事で一日中(8時間)座っていてもほとんど違和感を感じなくなりました。

もちろん、家での「ながらエクササイズ」は継続されています。○川さん用のながらエクササイズは3種類。

当院では体操指導も初回からしっかりと行います。覚えていただけるるまでは帰らせません。

長年の歪みを本気で治すには、実はそれくらいの覚悟が必要です。ダイエットをする方の7~8割が失敗するのと似ています。

 

名古屋   整体   膝関節の痛み   せぼね研究室

 

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