こんにちは。今日は症例をアップしておきます。東区からお越しの○野さん。52歳、男性。
5年前くらいから、右臀部に違和感と痛みが発生。湿布や接骨院でのマッサージ治療にて良くなったり悪くなったりを繰り返していた。2ヶ月くらい前から痛みが、より、持続的となり、寝ている時にも出るようになる。
仰向けになると、右側のお尻だけ気になって気になって仕方が無い。これ、非常によくあるパターン。=俗に言う仙腸関節の歪みです。
仙腸関節近くには、さまざまな靭帯があり、また坐骨神経という最長の神経が通過する部分。それだけにバランスを崩す(=神経の走行が妨げられたりする)と敏感に反応するのです。
基本的に、足を組んだり崩して座ることで、仙腸関節は歪みます。もちろん、歪まないようにすることが一番大切なのですが、歪んでしまえば修正しない限り、ずっと痛みや違和感が続いてしまいます。
こういった場合、マッサージなどの刺激を加えると非常に気持ち良いために「癖」になってしまう時もあるので注意が必要かもしれません。
仙腸関節を修正するための自己体操を、簡潔に言います。
1 「うつ伏せ寝」から、痛くない側の足を外へ出し、かつ膝を90度に曲げます。
*下写真は右の臀部が痛い場合
2 顔は足を外へ出した側(挙げた側)へ向けます。手はカニのように左右に挙げます。
3 その状態を保っても良いですし、その状態で腰の左右運動(ゴソゴソするような)をしても良い。この状態から上体を挙げ、テレビを見「ながら」でも本を読み「ながら」のエクササイズになっても大丈夫です。
実際、トレーニングってどうなんでしょうね。(笑)私は、意外と思われるかも知れませんが、「集中しない」方が良い場合もあるという気がするんです。特に痛みなんかがある場合というのは、ただでさえ、関節周囲は過敏になっていますから、可能な限り、ある意味、気を逸らしつつ、エクササイズした方が良いと当研究室では考えています。(*あくまでせぼね研究室の見解になります。他見解を否定するものではありません)
・普段から左右どちらかのお尻がどちらか痛む
・しゃがんだときに左右どちらかのお尻が痛む
・座っていると左右どちらかのお尻が痛くなってくる
・仰向けで寝ると左右どちからのお尻に違和感がある
・長時間立っていると左右どちらかのお尻が痛くなってくる
などの症状がある方は、仙腸関節の歪みを修正すれば、長年の違和感が解消される可能性が非常に高いです。
○野さんも、5年以上ずっと悩んでいた違和感を修正していくことができました。やはり原因を把握することが一番大切。全4回(1ヶ月半)の治療 & せぼねトレーニングで終了に。
マッサージなどの対症療法で誤魔化している方。一度視点を変えてみてはいかがでしょうか?治療及びトレーニングと共に、マイカルテでの歪み共有、さらに自己管理できる方法(=ながらトレーニング指導)をお伝えします。
せぼね研究室 052 332 4171 日 祝 休 9:00~19:00