今日は「ぎっくり腰症例」改善法のコツです。
その前に、
・朝、急に腰が痛む!!
・意外と休日に起こる!!
・前屈みや中腰を多くした翌日、激痛!!
上記、ぎっくり腰の特徴を並べてみました。
専門的には筋のアンバランスが発生のメカニズム。中枢(=脳や神経系)と運動器(=筋、骨(関節)の関係に不均衡が生じた時に出易いのがこのぎっくり腰。
頭(=脳)では、「こう動こう」と思って動き出しても、「あれ、動けないぞ、力が入らないぞ」というのがぎっくり腰患者さんの感覚のようです。
今回の患者さんですが、ぎっくり腰発症の前日にいつもより長時間のデスクワークをし、翌日=休日の午前中、ズボンを履くを瞬間、勃発。動けなくなりました。
翌日、近隣の接骨院に行き、牽引や電気、マッサージを施してもらったが、翌日に痛みが増長。埒があかず、せぼね研究室に来られたのが経緯です。
ぎっくり腰を改善するには実はコツがあります。
それは「筋に張りを戻す事。収縮=短縮させること」
デスクワーク長時間で完全に後ろの筋(=腰の筋)は伸ばされてしまった。そのまま寝たので腰の筋は伸びきったままで朝を迎え、そのまま、ズボンを履くという「不安定な片足立ち」に対して防御反応が過剰に働いた・・・少し難しい話になり、すいません。しかし、それが真原因なのです。
なので、この方も自宅で①S字回復体操(=当院オリジナル体操)をしつつ、②座り方は正座、③あとはなるべく家の中を歩く、を心掛け、順調に回復していくことになりました。
ぎっくり腰を繰り返している人は明らかに筋肉が撓んで(たわんで)しまっています。根本から改善するには背骨の形から改善する方が絶対に良いです。
読者の方、特に、慢性腰痛で苦しんでいる人は参考にされることを祈っています。
次回はぎっくり腰を予防できる、具体的体操の例を載せさせていただきます。