野球で右投げ左打ちの選手って、選手寿命が長い気がします。例えば、イチロー選手、青木選手(ヤ)、福留選手(神)、金本選手(元神)、松井選手(元巨人)、阿部選手(巨)、松井稼(元楽天)など。
もちろん昨今は、右投げ左打ち選手の総数が増えているせいもあります。おそらく、①一塁により近い、②右投げ投手が多いからなどの理由からだと考えます。
対して、右投げ左打ちの「弊害」を謳っている人も結構います。右効きであるなら右打ちの方がバット操作面で格段に有利であり強打者が生まれやすいと・・・。そして現在では強打者が減っていると・・・。
もちろん世の中にはいろいろな意見があり、どれもが全て正しいとか間違いとかはないと思います。前提条件もいろいろありますからね。ですので、ここではあくまで背骨にとってどうなのかをお伝えします。
背骨の動きは手や足と連動しています。例えば右手を前に出せば背骨は左へ回り、左手を前に出せば背骨は右へ回ります。
例えばサッカーで右足で蹴れば背骨は左へ回り、左足で蹴れば背骨は右へ回ります。
基本的に人は右利きが多いので、右手を前に出していることが圧倒的に多い。このことから背骨は左に回されていることが多いと推測できます。
その影響は日常動作にも反映されていきます。右利きの人は例えば後ろから呼ばれた時、左から振り返ることが圧倒的に多いそうです。何となく心当たりがあるのでは。
以前にも書きましたが、こんな話もあります。2人の警察官が自転車に乗った人を職務質問する際、自転車左側の導線をしっかりと塞ぎながら行うとか。とっさに逃げる方向がやはり、右手を前に出し易い「左側回旋」と知っているからです。
まずはこれらの知識をぜひ覚えておかれると良いです。背骨の歪みを修正したり、他関節の歪み修正などにもいろいろ応用できます。