整体業の他に、理学療法士の専門学校で講義の仕事をさせていただいているのですが、1回の講義は90分。90分というのは本当に本当に長い。
他先生の講義感想を聞けば、「クラスの半分が寝ていた」とか「何回も何回も起こしたけどダメだった」とか耳にすることが最近特に増えました。
私は学生に質問しながら進めていく講義スタイルなので、それほど居眠る学生はいない気がしますが、しかし毎回感じることとしては、現在の学生は総じて「座り姿勢」が悪い。
原因は携帯ゲームのやり過ぎか、運動不足か、背筋力の発達不足等、さまざまな見解が言われていますが、基本的にあの姿勢(=首が前に折れ曲がった猫背姿勢)では頑張ろうと思っても頑張りが効かないはずなんです。
猫背姿勢というのはどうしたって眠くなる姿勢。カギは首の角度。
大抵、1年中体が怠いと訴えている人は首の角度が悪い人が多い。首は腕や足の全ての神経が通り、心臓から脳への血液循環を担いますからね。形の悪くなった首は「流れの悪くなったホース」と同じなのです。
Qestion:正常な首は次のうち、どれでしょう?
1 真っ直ぐ
2 前に反った形
3 後ろに反った形
正解は2です。
首の形(=前に反る)良く座ることで、心臓から頭部への血液循環も正常に保たれます。結果として大脳に酸素がしっかり行く=眠くならない。
酸素が少ないと良いアイデアも浮かびにくいし、精神も錯乱(*パニック障害を起こしやすいとの見解もある)しやすい。そして、結局眠くなる。
姿勢に関する元プロゴルファーの宮里藍選手のエピソードもあります。彼女はグリーンを歩く際、なるべく頭部が揺れないようにしていたらしいです。とにかく胸を張った良い姿勢を心がけていた。ゴルフは歩きながらさまざまな戦略を考えるスポーツですから頭脳の明瞭さが重要だとしっかりと認識されていたのですね。
なので、私は講義中、そういった(=姿勢の悪い)学生に、
「気がたるんどるぞ!寝るな!!」
と怒鳴ったりはしません。あまり意味が無いと知っているからです。眠たくなる原因・要因を改善させないといけない。
当院お勧めはとにかく「1日3分の四つんばいエクササイズ」 ← 動画はこちら。
学校の講義、会社の会議などの時、集中力が続かない人、必ず眠くなってしまう人は精神論から入らず、まずは姿勢から変えてみてください。
名古屋 整体 背骨矯正 せぼね研究室 0523324171